22歳が見た、聞いた、考えた「被災者ニーズ」と「居住の権利」
著:市川英恵 編:兵庫県震災復興研究センター マンガ:寺田浩晃
出版社:クリエイツかもがわ
定価:1,200円(税別)
判型:A5判、104ページ
ISBN978-4-86342-205-6 C0036
2017年3月刊
阪神・淡路大震災当時1歳。震災?関係ない?そんなことない!
阪神・淡路大震災から22年たっても解決されていない、20年の期限をめぐる借上復興住宅問題。ボランティア活動での入居者との出会いをきっかけに、被災者の声に耳をかたむけ、支援制度、コミュニティづくりなどを知っていく。震災を覚えていない世代が、自分たちのことばで、阪神・淡路大震災の復興に迫る。
まだ、終わっていない阪神・淡路大震災の復興、そして、東日本、熊本…今後の震災復興住宅のあり方に目を向けて!
●各章はマンガからスタート。むずかしいテーマをわかりやすく伝える。
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《ご紹介いただきました》
- 第1107回「阪神・淡路大震災23年 借り上げ復興住宅から退去を求められる人々」ゲスト:市川 英恵さん(MBSラジオ「ネットワーク1.17」2018.2.18)
- 阪神淡路・借上復興住宅20年問題を訴える 市川英恵さん(ふぇみん2017.8.5)
- 22歳が見た、聞いた、考えた「被災者のニーズ」と「居住の権利」(星の対話プロジェクト(災害避難者の人権ネットワーク)2017.9.2)
《目次》
その1 私の災害復興住宅との出会い
- 「私は私でいいんだ」居場所との出会い
- コミュニティをつくるって難しい
- 借上復興住宅問題を知って
その2 借上復興住宅に入居する人たちに会って
- 借上復興住宅入居者の方のお話
- 不公平な対応によって生じた住民間の亀裂
- コミュニティを支える
- ボランティアを追い出す政策 耳を傾けて!
その3 借上復興住宅の正体を調べる!
- まだまだ知られていない問題
- 被災地の住宅難
- 事前に期限の説明があったのか
- 民間オーナーの意向
- 東北には借上復興住宅はあるのか
その4 借上復興住宅・問題って何だ?
- なんで退去させるの?
- 知ってほしい! コミュニティの大切さ、転居の大変さ
- 小さな声を大きくするために
- 目の前の人を助けるためにあるのが政治
その5 被災者の居住の権利って?
- 暮らしを支えるコミュニティ
- 高齢者の健康と居住福祉
- 被災者の健康と居住福祉
その6 被災者の住宅の法律と制度について考えた!
- 被災者一人ひとりのための住宅制度
- みなし仮設住宅+災害復興住宅→みなし復興住宅
資料
- 借上復興住宅とみなし仮設住宅