兵庫県震災復興研究センター

阪神・淡路大震災の直後の大混乱の中で、いち早く被災者の暮らしの復旧、被災地の復興を目標として、日本科学者会議兵庫支部と兵庫県労働運動総合研究所が共同で個人補償の実施を中心内容とした「震災復興のための提言」を1月 29日に国と被災自治体に提出しました。そして、この2つの研究機関を母体に1995年4月22日、兵庫県震災復興研究センター(震災研究センター)が設立されました。

『2008年労働・生活白書』出版のご案内と購読のお願い

兵庫県労働運動総合研究所からのご案内です。

『2008年労働・生活白書』出版のご案内と購読のお願い

 昨年7月から準備をしてきました『2008年労働・生活白書』(112ページ)ができあがりました。
 テーマは、「検証 格差・貧困・ライフスタイル」としました。これからの春闘時期はもとより、通年でご活用いただけるよう編集をしました。兵庫で独自につくりはじめて、今回で20回を数えます。

 執筆は、23人の研究者と運動家の方々です。内容は、下記の通りです。お読みいただければ、そこにヒントがあり必ず意欲が湧いてくるものと確信しています。是非とも多くのみなさん方に届けたいと考えております。
 この『白書』をご購読いただきますようお願い申し上げます。頒価は、次の通りです。なお、頒価は、この11年間据え置いております。
 ◆1〜9部→1200円
 ◆10〜200部→1100円
 ◆201部〜→1200円

  −記−

もくじ
まえがき 藤田明史
第1章 情勢
1.政治資金「改革」と新保守政治「改革」  上脇博之
2.日本国憲法日米安保体制の行方  上脇博之
3.アジア経済勢力地図の変化と地域統合の新展開  西澤信善
4.難問を抱える神戸港−「スーパー中枢港湾」との関連で−  柴田悦子
5.貧困と格差の問題を考えるー住宅の貧困についてー  角橋徹也
コラム大塚秀之『格差国家アメリカ』を読む  藤田明史

第2章 労働
1.労働運動発展の諸条件  藤田明史
2.「労働時間概念」をめぐって  松浦章
3.若者の雇用・貧困問題と「労働組合」  内藤進夫
4.新日鉄の職場は、いま  河野興仁
5.機関紙を通して垣間見る兵庫の労働運動  畦布哲志
資料 労働条件における男女間格差の国際比較  市原秀美
6.いまこそ兵庫労働総研の出番  藤田明史 出口俊一
コラム 的場昭弘マルクスだったらこう考える』を読んで  佐藤真人


第3章 生活
1.地方振興は農林漁業から−ライフスタイルの変更を−  北野正一
2.ECO循環型社会に回帰する道を考える  後藤隆雄
3.広がる食品汚染、心配な日本の農業  柳澤尚
4.障害者の権利問題を考える  杉尾敏明
5.誰もが払える国民健康保険料に 大杖哲司
6.大震災13年と災害復興の課題  出口俊一
資料 「被災者生活そ再建支援法」の二度目の改正の論点を考える
  −被災者に安心と希望を与え、被災地の早期復興の実現を−  出口俊一
コラム オランダで見た中高校生デモ−自分で考える教育こそ大切  角橋徹也

第4章 教育、9条、自治
1.「子どもの権利条約」に込められた願い  井山和重
  ―DCI兵庫設立3年目を迎えて―
2.「全国一斉学力テスト」を考える  出口俊一
  ―調査結果を公表した不見識な神戸市教委―
3.ひとつの「9条の会」  市原秀美
4.「とうふ連九条の会」  畦布哲志
―身近な、生活の場で憲法を語るために―
5.兵庫県政は、いま  勝部志郎
  ―県民犠牲と大企業奉仕の「新行財政改革プラン」
6.神戸市政は、いま  高田富三
コラム 未来に生きる子ども達への期待  杉島寿美子

[年表]一年の出来事[2006年10月〜2007年11月] 奥田信也
【資料】『国民春闘白書』『労働・生活白書』タイトル一覧表

あとがき  出口俊一

【連絡先】
 ■兵庫県労働運動総合研究所■
 650-0027神戸市中央区中町通3-1-16サンビル201号
 電話:078-371-4593
 ファクス:078-371-5985
 Eメール:td02-hrq*kh.rim.or.jp(*は@に置きかえて下さい)