兵庫県震災復興研究センター

阪神・淡路大震災の直後の大混乱の中で、いち早く被災者の暮らしの復旧、被災地の復興を目標として、日本科学者会議兵庫支部と兵庫県労働運動総合研究所が共同で個人補償の実施を中心内容とした「震災復興のための提言」を1月 29日に国と被災自治体に提出しました。そして、この2つの研究機関を母体に1995年4月22日、兵庫県震災復興研究センター(震災研究センター)が設立されました。

西宮市借上復興住宅問題 シティハイツ西宮北口の入居者の継続入居による早期解決を求めます(5月12日)

西宮市役所秘書課
ファクス:0798-22-7272

西宮市長 石井 登志郎 様

西宮市借上復興住宅問題
シティハイツ西宮北口の入居者の継続入居による早期解決を求めます

借上復興住宅は,安定した生活を破壊された被災者に安らぎを与え,疾病の予防,健康の増進に貢献し,被災者の生命の安全と健康を守り,地域コミュニティの形成・発達に寄与してきました。シティハイツ西宮北口に住む7世帯の入居者も,今の住宅だからこそ,何とか生活をすることができています。転居していった他の入居者は,健康を損ない,亡くなった方もおられます。

入居者の意に反し,居住している復興住宅から追い出す「被災者追い出し裁判」を続けてきた冷たい西宮前市長と違い,市長は,西宮市の借上復興住宅の入居者への提訴に明確に反対の意を表明され,借上復興住宅の入居者について,URの戸別借り上げによる入居継続に賛意を示していただきました。

どのような理由があろうとも,人の生命や健康を損なう結果となる政策は,将来,決して正当化されるものではなく,人道的に許されるものではないと,市長が考えておられるからだと思います。

シティハイツ西宮北口の入居者は,今日も,「終の住みか」から追い出されるのではないかと不安な気持ちで眠れない夜を過ごし,体調も悪化しているといいます。ひとりひとりの入居者の現状に寄り添う市長の判断で,前市長の誤った政策を転換し,1日も早く安心できる「終の住みか」を提供していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

氏 名                    

住 所