兵庫県震災復興研究センター

阪神・淡路大震災の直後の大混乱の中で、いち早く被災者の暮らしの復旧、被災地の復興を目標として、日本科学者会議兵庫支部と兵庫県労働運動総合研究所が共同で個人補償の実施を中心内容とした「震災復興のための提言」を1月 29日に国と被災自治体に提出しました。そして、この2つの研究機関を母体に1995年4月22日、兵庫県震災復興研究センター(震災研究センター)が設立されました。

11・24〜25東日本大震災被災地・被災者支援“童謡サロン&交流・相談会”のご案内

2012年10月24日
兵庫県震災復興研究センターの出口俊一です。

11・24〜25東日本大震災被災地・被災者支援“童謡サロン&交流・相談会”のご案内です。

チラシダウンロード(PDF:548kb)

1.主 催:兵庫県震災復興研究センター
後 援:宮城県亘理町、高音寺、吉田西部地区まちづくり協議会、亘理町吉田保育所、
       NPO法人亘理いちごっこ、仙台弁護士会、日本災害復興学会

2.実施日時、内容、会場
●11月24日(土)午後2時〜4時⇒童謡サロン&交流・相談会
  高音寺、JR逢隈駅徒歩15分
  〒989−2303 宮城県亘理郡亘理町逢隈十文字牛頭190
 TEL:0223−34−2425  FAX:0223−34−9034

●11月25日(日)午後1時〜2時⇒童謡サロン
           午後2時〜  ⇒炊き出し・芋煮
           午後2時〜4時⇒交流・相談会
 宮前創作センター(宮前仮設住宅
 〒989−2331 宮城県亘理郡亘理町吉田字宮前63
   TEL:0223−36−8450 FAX:0223−36−8449

3.出演者、相談員
 【童謡サロン】
  ○深川 和美(ソプラノ歌手)
  ○多久 雅三(ピアニスト)

【交流・相談会の相談員】
○塩崎 賢明(立命館大学政策科学部教授/住宅・都市計画)
    阪神・淡路大震災後、一貫して住宅再建・まちづくり支援と研究に取り組み、
先ごろのNHKスペシャルにも出演、二つの大震災の復興予算を解説.
○田中 健一(神戸大学大学院工学研究科博士課程)
    長年の行政経験を生かし、東日本大震災の復旧・復興支援に取り組んでいる.
  ○津久井 進(日本弁護士連合会災害復興支援委員会副委員長)
    阪神・淡路大震災東日本大震災の復旧・復興支援、被災者の各種相談に
    取り組んでいる.
  ○久家 恵一(宝塚市教育委員会社会教育主事
阪神・淡路大震災1年目から「こころの復興コンサート」を企画・開催してきた.
  ○藤原 柄彦(神戸市・真野地区まちづくり推進会事務局次長)
    東日本大震災発災後、繰り返し亘理町を訪問し、仮設住宅の居住者に支援を続けている.
  ○出口 俊一(兵庫県震災復興研究センター事務局長)
    この18年近く、震災復興の研究と実践に取り組んできている.被災者支援制度の相談に取り
    組んでいる.
  ○仙台弁護士会からも数人の弁護士が参加し、相談に応じます.

4.参加費は無料.
  この催しは、「日本災害復興学会の東日本大震災・復興支援企画事業」として実施しています。

5.開催趣旨
  兵庫県震災復興研究センターは、東日本大震災の発災以来、被災地・被災者支援に取り組み、
 岩手県宮古市大槌町陸前高田市、大船渡市、宮城県女川町、亘理町、山元町、福島県
 相馬市などの現地に赴き、避難所、仮設住宅入居者の実態調査と相談会を開催し、改善に取り
 組み、寒さ対策(風除室の設置など)において一定の成果を生み出してきました。
  さらに、3県の自治体関係者からも直接、現状・課題・方向などについて聞き取り調査も実施して
 きました。さらに、東日本大震災の被災地と被災者の実態を踏まえ、数次の政策提言を作成し、国
 (国会と政府)と都道府県・市町村に提言し続けてきています。
  そして、以上の震災復旧・復興の研究と実践をもとに『東日本大震災 復興への道−神戸からの
 提言』(2011年10月)、『「災害救助法」徹底活用』(2012年1月)の2冊の書籍にまとめて、これ
 らも国(国会と政府)と都道府県・市町村に伝え続けてきています。
  そこで、これからも継続して被災地に赴き、仮設住宅入居者、支援者、自治体関係者らの復興の
 展望をきりひらくため、2冊の書籍の内容をもとにした①交流・相談会②童謡サロン(音楽会)を宮城
 県亘理町を中心に開催し、今後の復興のまちづくりの合意形成に寄与したいと、この催しを計画しました。

【連絡先】
兵庫県震災復興研究センター
650-0027
神戸市中央区中町通3-1-16、サンビル201号
電 話:078-371-4593
ファクス:078-371-5985
Eメール:td02-hrq@kh.rim.or.jp
ホームページ:http://www.shinsaiken.jp/