兵庫県震災復興研究センター

阪神・淡路大震災の直後の大混乱の中で、いち早く被災者の暮らしの復旧、被災地の復興を目標として、日本科学者会議兵庫支部と兵庫県労働運動総合研究所が共同で個人補償の実施を中心内容とした「震災復興のための提言」を1月 29日に国と被災自治体に提出しました。そして、この2つの研究機関を母体に1995年4月22日、兵庫県震災復興研究センター(震災研究センター)が設立されました。

大震災10年と災害列島 日本と世界の経験に学ぶ

大震災10年と災害列島 日本と世界の経験に学ぶ

編著者:塩崎賢明・西川榮一・出口俊一
  兵庫県震災復興研究センター
出版社:クリエイツかもがわ
定価:2,310円(本体価格2,200円)
判型:A5判、302ページ
ISBN-13: 978-4902244328
2005年1月刊

阪神・淡路大震災から10年。その教訓は生かされているのか? 大震災の教訓と市民の復興・再生から学び、あらゆる角度から災害列島日本の備えるべき課題を網羅する。

紹介して頂きました

民間の視点で復興過程検証 県震災復興研が本出版」(2005.2.24神戸新聞
4月の紹介『大震災10年と災害列島』」(NPO法人マンションセンター京都)
大震災10年と災害列島」(2006.1.18 地震坐骨神経痛の日々)
つれづれ日記」(2005.1.20広原盛明の「市民フォーラム」)

目次

◯知事が語る大災害への備え〈インタビュー〉

 

「富国強兵」路線の克服こそ、被災地再生の道
   長野県知事 田中康夫

 大震災から10年、被災の原点を忘れるな
   鳥取県知事 片山善博

 大震災の教訓と南海大地震への備え
   高知県知事 橋本大二郎

◯大震災10年を検証する

 ・現代技術都市の特徴と震災へのあり方
 ・公的支援のあり方
 ・生活・住宅再建の政策形成プロセス 他

◯大震災10年の教訓と今後の備え

 ・多様な避難生活の把握とその対策の必要性
 ・生活情報の共有で「安心」被災者は生き延びた
 ・住宅復興/都市計画とまちづくり/個人の救済/人間の復興―医療・福祉・教育・文化・歴史/復興の仕組み/安心・安全の住宅づくり、地域づくり/地震・防災・環境/被災者支援とボランティア 他

【緊急報告】台風災害・新潟県中越大震災

 震度7地震は日本のいたるところで起こりうる!

 台風災害・中越地震と災害列島への備え/災害行政の建て直しを迫る23号台風・中越地震災害/迅速な被災者支援策の実行を/中越大震災は「高齢社会型+孤立社会型」だったのか 他