兵庫県震災復興研究センター

阪神・淡路大震災の直後の大混乱の中で、いち早く被災者の暮らしの復旧、被災地の復興を目標として、日本科学者会議兵庫支部と兵庫県労働運動総合研究所が共同で個人補償の実施を中心内容とした「震災復興のための提言」を1月 29日に国と被災自治体に提出しました。そして、この2つの研究機関を母体に1995年4月22日、兵庫県震災復興研究センター(震災研究センター)が設立されました。

塩崎賢明著『住宅復興とコミュニティ』(日本経済評論社)出版記念講演会・祝賀会の ご報告です。

 塩崎賢明氏(神戸大学大学院工学研究科教授・兵庫県震災復興研究センター代表理事)がこの度、『住宅復興とコミュニティ』(日本経済評論社)を出版されました。四六判上製・282頁。定価・税込 3,360円。
 

 本書では、災害多発時代に入った日本列島。減災とは何か。「復興災害」とは何か。阪神・淡路大震災14年の復興過程と、国内外の経験から浮かび上がった住宅復興の教訓がまとめられています。

 主な内容は、以下の通りです。
  第1章 復興災害
  第2章 復興まちづくりと住宅 
  第3章 復興公営住宅とコミュニティ
  第4章 自力仮設住宅という方法
  第5章 ジャワ島中部地震の住宅復興
  第6章 住宅復興に備えを

 そこで、本書の出版を記念して下記のような講演会と祝賀会を開きました。お忙しい中、ご出席をいただきまして、誠にありがとうございました。心よりお礼を申し上げます。
 記念講演のレジュメと書評は添付ファイルに入れております。

添付ファイル(Word:107kB)

 【記念講演会・祝賀会】
  ●日  時:2009年8月1日(土) 午後2時30分〜7時30分
    ・講演会 午後2時30分−5時    ⇒42人
    ・祝賀会 午後5時20分−7時30分⇒26人
  ●会  場:あすてっぷKOBEセミナー室1・2〔講演会〕、チサンホテル神戸〔祝賀会〕          
  ●参加費:1,000円〔講演会〕、5,500円〔祝賀会〕
  ●呼びかけ人:50音順
    近藤  民代(神戸大学大学院准教授)
    竹山  清明(日本住宅会議関西会議事務局長・京都橘大学教授)
    田中  泰雄(神戸大学都市安全研究センター教授)
    津久井  進(日弁連災害復興支援委員会副委員長)
    出口  俊一(兵庫県震災復興研究センター事務局長・阪南大学非常勤講師)
    西川  榮一(兵庫県震災復興研究センター代表理事神戸商船大学名誉教授)
    広原  盛明(元京都府立大学学長・龍谷大学教授)
    北後  明彦(神戸大学都市安全研究センター教授)
    堀田祐三子(和歌山大学准教授)
    三村  浩史(京都大学名誉教授)
    村井  雅清(被災地NGO恊働センター 代表)
    室崎  益輝(日本災害復興学会会長・関西学院大学教授)

■「毎日新聞」(2009年8月2日付)の報道■
 出版記念講演会:震災住宅復興、自力再建へ支援制度を−−塩崎・神戸大教授
 http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090802ddlk28040244000c.html