兵庫県震災復興研究センター

阪神・淡路大震災の直後の大混乱の中で、いち早く被災者の暮らしの復旧、被災地の復興を目標として、日本科学者会議兵庫支部と兵庫県労働運動総合研究所が共同で個人補償の実施を中心内容とした「震災復興のための提言」を1月 29日に国と被災自治体に提出しました。そして、この2つの研究機関を母体に1995年4月22日、兵庫県震災復興研究センター(震災研究センター)が設立されました。

8・31震災研究センター第11回総会&シンポジウムのご報告

8・31震災研究センター第11回総会&シンポジウムのご報告


風雨が気になっていましたが、何とか実施できホッとしています。
関係者のみなさん方のご支援・ご協力をいただき、無事、終えることができました。
心よりお礼を申し上げます。

下記の通り概要をご報告致します。
今後発行の機関誌『震災研究センター』誌上にて、詳細な報告を掲載します。

    −記−

1.第11回総会
●午後1時〜1時50分、新長田勤労市民センター大会議室、参加者19人.

●議長:高山忠徳、開会挨拶:塩崎賢明、議案の提案:出口俊一、閉会挨拶:西川榮一


●討議は、以下の内容につき発言がありました。積極的に取り組む方向で確認されました。
 ?阪神・淡路大震災20年検証の取り組みを早急に具体化を
 ?泊りがけのセミナーの開催を
 ?収入増になる事業計画を

2.シンポジウム&懇親会
【シンポジウム】
●午後2時30分〜4時45分、新長田勤労市民センター大会議室

●参加者72人(マスコミ:神戸、朝日、毎日、共同、NHK(仙台、東京、神戸)、ABC、ラジオ関西
 フリージャーナリスト/15人) 。前日の押さえは、55人(+17人)でした。

 9月1日の報道は、pdfファイルに。

●開会挨拶:塩崎賢明、司会・閉会挨拶:出口俊一
 報告:谷本雅彦、岩切実、新福たか子、上村清秀、中島秀男、増田紘、井坂幸男
 寸劇:藤原柄彦、岡本誠、玉川侑香、中島秀男、谷本雅彦、岩切実、新福たか子、出口俊一
   フロア発言:2人
   受付&書籍:奥田博子、佐野祐美子、出口はるみ
   横一文字、氏名札:黒田達雄
   録画⇒YouTube:大西誠司
   タイムキーパー:藤原柄彦
   資料運搬:田結庄良昭、増田紘、高田富三、高山忠徳、奥田博子、出口はるみ、出口俊一

●収支報告
 ・収入⇒
  参加費:71000円
  募 金:10000円
  売上金: 6500円
  合計   87500円

・支出⇒
  会場費 :22000円
  会場費 : 3000円(練習用)
  横一文字: 3000円
  謝 礼 :30000円
  印刷費 :34380円
  合計   92380円

 募金と書籍の売上金がありましたので、差し引き−4880円で済みました。事業収入増にはなりませんでした。

【懇親会】
●午後5時過ぎ〜8時、七福

●参加者20人(予約30人)
 事務局の判断ミスにて、10人の不足(3万円相当)となりました。七福さんには、「2年かけて穴埋めをします」と伝えています。

3.参加者の感想(アンケート用紙、メール/5人)
■新長田再開発については、もしうまくいかなかったら神戸市の庁舎をここにもってくるぐらいの気概でやらんとダメだったと思う。樫野さんの言葉に同調する。以前にガスタンク(石油)の林立する場をどうすると言われた時、大学をもって来たらと言ったが、ポートアイランドに行ってしまった。住民ももっと関心をもつべきだろう。自分の住んでいるところは、自分が積極的に関わっていくという気持ちを!(神戸市長田区、T・Y)

■17年前、新長田の計画を見た時、成り立つ計画ではないと思いました。専門家はわかりながらコンサルとして参加されたと思います。今日は、勉強になりました。(神戸市東灘区、建築士、I・K)

■この度のシンポジウム、本当にありがとございました。大成功です。皆様のおかげで、非常に大切なミッションを果たすことが出来ました。グッドタイミングでした。
 シンポジウムの模様は
○8・31 朝日放送“深夜テレビニュース”
○9・01 「神戸新聞」朝刊(PDF)
○9・01 「朝日新聞」朝刊(PDF)
にて報道されました。(神戸市長田区、区分所有者、T・M)

■「神戸新聞」みました。私も今回「出演」させていただいて、新長田の現状を改めて知ることができてよかったです。
 新長田は震災直後、知人を捜して歩きました。
 あの焼け跡に呆然としましたが、そのあとの、あまりにも長田らしくない都市計画に腹が立ちましたが、18年経ってほんとうにがんじがらめになってしまったんですね。
 でも、みなさんのがんばっておられる様子が手に取るようにわかって拍手です。
 新長田の焼け跡を歩いた日、「四丁目のまさ」という詩を書きました。
 いつか聞いてほしいと思います。−−なにもなくなっても(このまちで生きると)ガレキのなかから立ち上がるおばちゃんの話です。お体たいせつに頑張ってください。(神戸市兵庫区、詩人、T・Y)

■震災研のシンポジウムは、70名以上の参加者を得て、大成功だった思います。おめでとうございます。(神戸市長田区、震災ボランティア、F・M)

以上です。
 
【連絡先】
兵庫県震災復興研究センター
653-0041
神戸市長田区久保町7丁目4番10号
http://goo.gl/maps/J5UFe
電話:078(691)4593
FAX:078(691)5985
Eメール:td02-hrq@kh.rim.or.jp
ホームページ:http://www.shinsaiken.jp/