1.標記のシンポジウム、予定通り開催することができました。今回のシンポジウムにご参加いただきますとともに、ご支援・ご協力をいただきましたことに対し心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。
◆日 時：2009年3月20日（金） 午後1時〜5時（開場12：30）
◆会 場：神戸市産業振興センター901
◆内 容：
■テーマ：急がれる復興制度の備え―未曾有の不況と現代の災害―
【I部】
■記念講演：中越、中越沖地震からの復興と制度の備え
泉田 裕彦氏（新潟県知事）
【II部】
■シンポジウム：
田中 保三氏（株式会社兵庫商会社長）
・産業の復興−大震災の経験と教訓
津久井 進氏（日弁連災害復興支援委員会副委員長）
・復興の法制度の確立を
塩崎 賢明氏（神戸大学大学院工学研究科教授）
・大都市災害における復興まちづくりへの備え
泉田 裕彦氏（新潟県知事）
2.参加者の感想：
●記念講演、シンポジウムともに大変興味深く聞かせていただきました。「山に帰るのか？都心に移転するのか？全く自由では問題で、誘導策が必要」ということに関心があります。集団移転は一つの誘導策であったと思いますが、果たして・・・。公正な誘導策のあり方を考えていきたい。
●被災地の知事は、さすがにいいことをいいますね。財政の話は、もっと聞きたかったですね。『報告集』を是非。
●泉田裕彦知事のお話は初めてでしたが、感銘を受けました。今後のご活躍を期待しています。知事のケーキの話は、深い意味があると感じ取りました。ありがとうございました。
●泉田知事のお話、具体的でとても良かったです。行政の方々にも聞いてほしかったです。財政の話、もっと聞きたかったです。
●柏崎刈羽原発のことでの泉田知事が「心証形成はいまだできておりません」と、発言されていました。一筋の灯りに希望がもてました。
●4時間も開かれていましたが、短く感じました。もっと続けてほしいと思ったぐらいです。
●兵庫県震災復興研究センターは、鳥取県の片山善博知事、長野県の田中康夫知事、そして今回の新潟県の泉田裕彦知事とよく知事さんを招いていますが、何かつながりがあるのですか。それとも招くためのコツのようなものがあるのですか。兵庫県の井戸敏三知事は招かないのですか。
〔事務局から〕
○すべて記録はとっていますが、『報告集』の作成は予定していません。4月に開きます常任理事会（役員会）で話し合うことにします。
○これまでお招きした知事は、すべて震災を通してお会いしたりしたことから講演をお願いしたまでです。何れも直接それぞれの県庁の担当部署を通じてお願いしました。兵庫県への要請は、いまのところ考えておりませんが、これも話し合うことにします。
3.参加者：
シンポジウムには、 9都府県（東京、新潟、石川、京都、奈良、大阪、兵庫、山口、福岡）・70人。内訳は、自治体関係者や大学教員（新潟、石川、京都、兵庫、山口）、大学院生、建築家、都市計画家、音楽家、マスコミ関係者、市民の方々です。
「懇親会＆ライブ」（神戸三宮・トアロードの木馬／ＭＯＫＵＢＡ）には、23人。ソプラノ・深川和美さん、ピアノ伴奏・多久雅三さんのライブが1時間。「もう一度 緑の風に」（岩手・宮城内陸地震 心の復興へ、作詞／作曲・渡辺和美）など数曲、歌っていただきました。音楽家の渡辺和美さんも東京から駆けつけていただき、ピアノ伴奏をしていただきました。「もう一度 緑の風に」は昨年末、岩手・宮城内陸地震被災者支援のためにつくられた曲です。
4.宣伝：
○チラシ→3000枚配布済（3100枚作成）
○メール→47都道府県＋約1600市町村の防災担当者宛（2月12日、3月3日、3月15日の3回送信）
各種メーリングリストやいっせい送信メール（1回あたり2000通以上を3回送信）
○記者発表→3月10日（火）午後3時〜、兵庫県庁にて実施.全社揃い、熱心な質問がありました。
「神戸」「朝日」「毎日」が事前告知の記事を掲載.「神戸」「赤旗」が報道記事を掲載。
5.シンポジウムの感想や今後のテーマなどについて、メールやファクスでお寄せ下さい。
■「毎日」（2009年3月20日）■
シンポジウム：『災害復興ガイド』出版記念し きょう神戸・中央区で
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090320ddlk28040339000c.html
■「神戸」（2009年3月21日）■
生活再建へ資金配分を 復興シンポで新潟県知事
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001767302.shtml
■「赤旗」（2009年3月21日）■
災害復興は生活基準に
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-03-21/2009032114_01_0.html
