兵庫県震災復興研究センター

阪神・淡路大震災の直後の大混乱の中で、いち早く被災者の暮らしの復旧、被災地の復興を目標として、日本科学者会議兵庫支部と兵庫県労働運動総合研究所が共同で個人補償の実施を中心内容とした「震災復興のための提言」を1月 29日に国と被災自治体に提出しました。そして、この2つの研究機関を母体に1995年4月22日、兵庫県震災復興研究センター(震災研究センター)が設立されました。

シンポジウム 終わりなきアスベスト災害 -震災大国日本におけるストックアスベスト対策の確立に向けて-(1月16日)

シンポジウム 終わりなきアスベスト災害
-震災大国日本におけるストックアスベスト対策の確立に向けて-

 2010年1月17日に震災時におけるアスベストを問題にした立命館大学国際シンポジウム「潜むアスベスト被害の危険 〜阪神・淡路大震災9・11ニューヨークWTC崩壊の教訓」を実施し、講演、パネルディスカッションを経て「震災時におけるアスベスト災害の防止に向けての提言」をまとめました。これらの成果は、岩波ブックレット「終わりなきアスベスト災害−地震大国日本への警告−」として、2011年1月に発刊の運びとなりました。

 阪神・淡路大震災より本年で16年目となりましたが、昨年のシンポジウムで取り扱いました、震災時やその後の建物の解体撤去時にアスベストの飛散の恐れがあるという震災アスベスト問題は、地域防災計画に震災時のアスベスト対策を位置付けている自治体が少ないなど、現在も対策が求められている状況にあるといえます。そこで、昨年の成果であるブックレットの発刊記念も兼ねまして、震災対策および今後の建築物にストックされたアスベスト対策についての展望と課題を議論するシンポジウムを開催いたします。研究者、実務者から市民の方まで、ご関心ご興味のある方は奮ってご参加ください。

日時:2011年1月16日(日)15:00〜17:30
会場:神戸メリケンパークオリエンタルホテル 4階 銀河


シンポジウム概要

<趣旨説明・司会>
石原一彦(立命館大学政策科学部教授)

<基調講演>「終わりなきアスベスト災害」
宮本憲一(大阪市立大学滋賀大学名誉教授、立命館大学政策科学部客員教授

<パネラー>
森永謙二(独立行政法人環境再生保全機構石綿健康被害救済部顧問医師)
塩崎賢明(神戸大学工学部教授)
加藤正文(神戸新聞社論説委員編集委員
森 裕之(立命館大学政策科学部教授)
平岡和久(立命館大学政策科学部教授)

<全体討論>


定員:100名(事前申込不要、先着順)
資料代:500円(岩波ブックレット『終わりなきアスベスト災害』を含みます)


主催:立命館アスベスト研究プロジェクト
後援:岩波書店神戸新聞社
問い合わせ先:立命館大学震災アスベストシンポジウム事務局(担当:石原)

TEL/FAX:075−466−3108
E-mail: ishihara@sps.ritsumei.ac.jp

会場案内
神戸メリケンパークオリエンタルホテル兵庫県神戸市中央区波止場町5-6)
   JR・阪急・阪神・地下鉄「三宮」駅より、お車で約8分(ホテル無料シャトルバスあり)
   JR・阪神「元町」駅より、徒歩約15分
  地下鉄海岸線「みなと元町」駅出口2番より、徒歩約8分
  JR「神戸」駅より、お車で約5分(ホテル無料シャトルバスあり)

シンポジウムチラシ(Word:165kB)