兵庫県震災復興研究センター

阪神・淡路大震災の直後の大混乱の中で、いち早く被災者の暮らしの復旧、被災地の復興を目標として、日本科学者会議兵庫支部と兵庫県労働運動総合研究所が共同で個人補償の実施を中心内容とした「震災復興のための提言」を1月 29日に国と被災自治体に提出しました。そして、この2つの研究機関を母体に1995年4月22日、兵庫県震災復興研究センター(震災研究センター)が設立されました。

「JR福知山線脱線事故 追悼と安全のつどい 2012」(4月25日開催)のご案内

JR福知山線脱線事故 追悼と安全のつどい 2012

・・検証から安全への模索・・

〜「JR西日本 安全フォローアップ会議」〜

 

平成17年4月25日に発生した福知山線列車脱線事故について、その遺族で構成する4・25ネットワークとJR西日本は、事故を惹き起こしたJR西日本の組織的・構造的問題等を解明していくことを目的として「福知山線列車脱線事故の課題検討会」を設置し、平成21年12月から16回にわたる議論を経て、議論結果をまとめた報告書を、昨年4月25日に開催した「追悼と安全のつどい2011」の場において公表しました。 

 

報告書では、ヒューマンファクターに関わる課題を始めとして、JR西日本の安全マネジメントや組織に関わる課題について公表したところですが、こうした課題の検証を通じて安全への道筋を社会的にも明らかにしていくことは、事業者の社会的責任であり被害者の責務でもあるでしょう。このことはまた、複雑化した現代社会ではとりわけ重要な課題とも言えるでしょう。

 

そこで、課題検討会における議論や提言等を踏まえつつ、JR西日本自らが安全風土を確立すべく、これに寄与するための方策を検討するために、第三者有識者の協力も得ながら議論していく場(安全フォローアップ会議)を設置することに致しました。この会議は、ある意味模索しながら進めていくことになるでしょう。そのきっかけとなるよう、この集いを開催することとしましたので、多くの方々にご参加いただき、ご意見をいただくなど、ご協力ご支援賜りたくお願いする次第です。

 

日 時 2012年4月25日(水)13時30分〜17時00分

場 所 あましんアルカイックホール・オクト 

〒660-0881 兵庫県尼崎市昭和通2丁目7-16 TEL:06-6487-0800

※4月1日から「尼崎市総合文化センター アルカイックホール・オクト」は「あましんアルカイックホール・オクト」に名称が変更となっております。

 

プログラム

13:30 開会

13:40〜14:00 「JR西日本 安全フォローアップ会議への願い」<br /> 4・25ネットワーク世話人 淺野 弥三一 氏

14:00〜15:00 「マニュアル主義から柔軟な安全文化への道」 〜想定外事象にも対応できる現場力を育てるには〜 立教大学教授 芳賀 繁 氏

《休 憩》

15:20〜16:20 「輸送事業におけるマン・マシンシステム」 神戸商船大学名誉教授  西川 榮一 氏

16:20〜17:00 安全フォローアップ会議への意見・要望等(会場の参加者から)

17:00 閉会

 

主 催  追悼と安全のつどい2012実行委員会

後 援  尼崎市/思いをつなぐ連絡会(4月25日を忘れない)/鉄道安全推進会議(TASK)/4・25支援弁護士グループ/西日本旅客鉄道株式会社事務局  4・25ネットーク